「デジぽちLab」を運営するエムスリーデジタルコミュニケーションズの「中の人」が、製薬・医療業界に携わる様々な人に向けておススメの書籍を紹介する記事シリーズです。
書籍情報
画像:amazon.co.jp |
書籍名:失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 |
出版社:ディスカヴァー トゥエンティワン | |
著 者:マシュー・サイド | |
発 刊:2016年 | |
頁 数:343ページ | |
内 容(公式サイトより抜粋): なぜ、「10人に1人が医療ミス」の実態は改善されないのか? / なぜ、燃料切れで墜落したパイロットは警告を「無視」したのか? / なぜ、検察はDNA鑑定で無実でも「有罪」と言い張るのか? オックスフォード大を首席で卒業した異才のジャーナリストが、 医療業界、航空業界、グローバル企業、プロスポーツリームなど、あらゆる業界を横断し、失敗の構造を解き明かす! |
なぜ組織や人は「失敗」から学べないのか
当社の配信サービスは取り扱っているコンテンツの性質上、配信ミスやオペレーションの失敗を極小化することが必要となります。 どうやったら組織としてミスや失敗を減らすことができるか、のアプローチを考えるにあたって本書を手に取りました。
「多様性の科学」で知られる著者ですが、本書も非常に読みやすく、失敗から学べない組織や個人の本質を捉えており、業務改善のみならず組織運営や事業運営においても役に立つ良著です。
科学的な分析アプローチというよりは、航空業界と医療業界では事故やミスに対する姿勢はなぜここまで異なるのか?など事例・コラム的な読み物として読めて、 自身としても耳が痛いものが多く、生産組織として実践に生かしています。