こんにちは。筆者は新卒でMRとして製薬会社へ入社後、異業種へ転職しました。こちらの記事は、以下のようにお考えになっているMRのみなさま向けに書いています。

「副業興味あるけど、どんな仕事があるの?」
「MRにとって一番いい副業が知りたい」
「副業する際に気を付けるべきことってなに?」

お役に立てる情報が少しでもありましたら、うれしい限りです。

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元MRライター

▶この記事を書いた人:元外資系大手製薬企業 基幹病院担当MR 30代

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このパートでは、副業に関する他業界も含めた社会の変化についてご紹介します。

副業解禁と働き方改革

副業は「収入を得るために携わる本業以外の仕事」

「副業」や「兼業」は、「収入を得るために携わる本業以外の仕事」つまり、2つ以上の仕事を掛け持ちすることを指します。対して「本業」は、主たる収入源となる仕事のことを指します。ここでは、副業・兼業併せて「副業」と表現しています。

2018年以降、政府も副業を後押し

2018年、政府は働き方改革の一環として「モデル就業規則」を改訂しました。

「モデル就業規則」とは、就業規則の参考例として厚生労働省が公表しているもので、この改定では「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定を削除し、副業・兼業についての規定を新設しました。

これにより副業・兼業は「原則禁止」から「原則容認」へと変更になり、2018年は「副業元年」と呼ばれています。

副業容認の企業は全業種で55%に

ではこの改訂を受けて副業を容認している企業はどのくらいあるのでしょうか?

2021年に行われた調査では「全面容認」「条件付き容認」合わせて55%となっており、2018年の同調査と比較して3.8pt向上しています。

自社の正社員の副業を企業が容認・禁止している割合

(※引用元 パーソル総合研究所 「第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」

企業側でも過半数の企業で既に副業が容認され、その傾向が少しずつ広がっているようです。
 

正社員の副業「実施中」「意向あり」合わせて約半数に

今度は、企業に勤める正社員が「副業」という選択肢をどう捉えているのか見てみましょう。

兼業・副業の実施状況兼業・副業の実施状況 年代別

(引用元 株式会社リクルートキャリア「兼業・副業に関する動向調査(2020)概要版」)

「副業・兼業の実施状況」のグラフでは、「副業・兼業実施中」は全体の9.8%と少数派。一方で過去の経験を問わず「今後の実施意向あり」という人は合計47%と半数近くにのぼります。

「年代別」のグラフを見ると30~34歳で副業を「実施中・再開予定」または「実施してみたい」と答える人の比率が最も高くなっていて、他の年齢層でも60歳以上を除くすべてで半数以上を占めています。

副業は、若手~中堅世代を中心に多くの人にとって身近な選択肢になっているようです。

また近年では感染症拡大の影響を受けて、収入を補うために仕事を掛け持ちする人や、リモートワーク普及による家でのスキマ時間を有効活用したいと考える人がいることも、副業を身近に感じる人が増えている背景にあるのかもしれません。

 

副業は労働者・企業の双方に恩恵

このように少しずつ広がっている副業。

個人としては副収入が得られることはもちろん、転職というリスクをとらずに新しい領域に挑戦できる点でも魅力的です。

また企業にとっても、自社の社員が人事研修コストをかけずとも自発的にスキルや人脈を広げてくれたり、副業人材の受け入れにより外部の知見を得られるのも、大きなメリットになりそうです。

今後ますます副業に注目が集まることが予想されますね。

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元MRライター

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