こんにちは。筆者は新卒でMRとして製薬会社へ入社後、異業種へ転職しました。こちらの記事は、以下のようにお考えになっているMRのみなさま向けに書いています。
「副業興味あるけど、どんな仕事があるの?」
「MRにとって一番いい副業が知りたい」
「副業する際に気を付けるべきことってなに?」
お役に立てる情報が少しでもありましたら、うれしい限りです。
このパートでは、一般にどのような副業があるのか紹介します。
実際にどんな副業が多いのか
パーソル総合研究所が発表している「正社員が行っている副業ランキング」をご紹介します。
1位 WEBサイト運営(ブログ運営、YouTubeなど)
2位 配送・倉庫管理・物流
3位 ライター・WEBライター
また同調査によると、副業の月収(中央値)は「4.1万円」であり、副業の時給(中央値)は1,883円だそうです。(n=1,703)
(※参考 パーソル総合研究所第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」)
以下、これら3種の副業を時間・報酬・メリット・デメリットの観点から紹介していきます。
1位 WEBサイト運営(ブログ運営、YouTubeなど)
ブログ運営やYoutubeというと、身近でイメージもしやすい副業ですね。
今回はWEBサイト運営のうち、ブログ運営を紹介します。
まず、ブログ運営で収入を得る方法は2つあります。
・クリック報酬型の広告
クリック報酬型の広告とは、ブログを訪れた読者がブログに表示された広告をクリックすると、報酬が得られる仕組みです。
金額は10〜30円と比較的安価なため、初心者がメインで収入を増やすのは難しそうです。次に紹介するアフィリエイトと並行して運用しているブログ運営者も多いのではないかと推測されます。
・成果報酬型の広告(アフィリエイト)
アフェリエイトとは、ECサイトで販売されている商品や企業のサービス紹介を自分が運営するウェブサイトに掲載し、そこから発生した売り上げの一部を受け取る仕組みです。
日本アフィリエイト協議会の調査より、1ヵ月間の収入分布と、平均作業時間の参考情報をご紹介します。
(※参考 日本アフィリエイト協議会「アフィリエイト市場調査2021」 )
調査によると、1万円以上の収益をあげている人は全体の2割以下。1万円以上の収益を上げている人は平均3.7サイトを運営していて、それらの更新に2.8時間/日を割いているとのことです。
かなりの時間と労力をかけていることがわかります。
2位 配送・倉庫管理・物流
配送・倉庫管理・物流というと様々なジャンルの副業がありますが、今回はフードデリバリーを紹介します。
最近は街中でデリバリー用のリュックを背負った自転車の姿も多くみられますが、副業としての条件はどうなっているのでしょうか?
実際の労働条件を、「デリバリースタッフ」の求人情報から見てみましょう。需要が多そうな都心の東京都中央区日本橋で調べてみました。
◆週1日~OK
◆土日に勤務できる方大歓迎です
◆3ヶ月以内の短期勤務もOK!
◆週1日勤務の場合は、1か月以上の長期勤務可能な方!
・時給
◆1,200円
・勤務時間
◆9:00~21:00(週1・1日3h~OK)
・その他特記事項
◆端末機、制服、雨具(上下)の貸与
◆電動アシスト付き自転車と、屋根付きの原動機付自転車の貸与
※ご自身の車両をご利用頂ける場合は、インセンティブ支給あり。
週1日・1回3時間から始められるのは、比較的気軽に仕事ができそうですね。
東京都の最低賃金は2022年2月時点では1,041円のため、平均よりは少し高い時給で仕事はできそうです。また配達数や距離によって報酬が変わる形態もあるため、報酬条件だけでなく勤務エリアのデリバリー需要とスタッフの供給状況にも影響を受ける点に注意が必要です。
メリットもあるフードデリバリーの副業ですが、デメリットも考えられます。
運動不足解消に役立つ側面もある一方で、交通事故に遭うリスクも高まります。
また、人気なお店の情報や道路事情に詳しくなれるメリットもある一方で、知識やスキルアップを副業に求める場合は適さない傾向にあります。
3位 ライター・WEBライター
こちらは、依頼人の求めに応じたテーマ・字数の記事をライティングする仕事です。1位で紹介した個人でのブログ運営と違って、記事1本目から確実に報酬を得られる点が魅力ですね。
とある求人サイトでライターの仕事を探すと、下記のような求人が見つかりました。
・案件1
【報酬】2,000円~(試用期間中の最初の3件は1,500円)
【納期】約1週間
・案件2
【報酬】原稿1本 25,000円~30,000円
【納期】約2週間
・案件3
【報酬】給与: 54,000円 - 310,000円 月給 ※ライター経験 1年が必須である。
【納期】案件により変動する。
ご覧のとおり、報酬は求人によりバラつきが大きく見られます。
ライターという副業は募集求人も多く、始めるハードルは低い一方で安価な案件もあります。そして、比較的高額な案件は、ライターとしての経験が必須であることが多くなっています。
もし文章を書く仕事に興味がある場合は、初めは未経験者歓迎である安価な案件を担当し、ライター経験を積んだ後に高額な求人にチャレンジするのも選択肢のひとつとして考えられます。
「正社員が行っている副業ランキング」より、人気の3つについてご紹介しました。製薬企業の正社員として働く皆さんには馴染みの薄いものもあったかもしれませんが、参考になれば幸いです。