【トレンド】疾患啓発まとめ~生活習慣病編2~

学会や医療団体が行っている疾患啓発は数多くあり、それに合わせて施策を行う企業も多いのではないでしょうか。

生活習慣病の予防を取り上げた前回(記事はこちら)に続き、今回は生活習慣病とその結果引き起こされる脳心血管疾患に関連する啓発イベントをご紹介します。

生活習慣病に関連する啓発カレンダー

1月23日 一無二少三多の日
2月 全国生活習慣病予防月間
3月4日 World Obesity Day
3月9日~15日 心房細動週間
5月17日 世界高血圧デー(高血圧の日)
5月31日 世界禁煙デー
10月 脳卒中月間
10月29日 世界脳卒中デー
11月14日 世界糖尿病デー
毎月17日 減塩の日
毎月22日 禁煙の日

 

世界糖尿病デー

1991年、IDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するため、インスリンを発見したバンティング博士の誕生日である11月14日を世界糖尿病デーに制定しました。
さらに、2006年12月20日に国連により公式に認定されました。

近年の主な活動

一番有名なのは、ブルーライトアップです。
例年11月14日に、世界各国の有名な建築物などがシンボルカラーであるブルーにライトアップされるイベントが行われています。

日本でも2022年は全国約200ヵ所でブルーライトアップやイベントが行われました。
それ以外にも全国各地で一般向けの講演会や健康相談、街頭での広報活動を実施しています。

心房細動週間

2014年に日本脳卒中協会と日本不整脈心電学会が、心房細動から生じる脳梗塞を予防するため「脈の日(3月9日)」からの1週間を心房細動週間として制定しました。

近年の主な活動

2022年は「知っていますか?“心房細動”」を掲げ、心房細動の診断が脳卒中のみならず認知症や心不全の予防につながることを知ってもらうための活動を行いました。

例年、心房細動の症状や脳梗塞の危険性と医学的管理による脳梗塞予防の必要性を広く知らせる活動として、ポスターで啓発をしたり、脈をチェックする方法の動画などの一般市民向け情報をウェブサイトに掲載したりしています。

脳卒中月間

日本脳卒中協会が脳卒中に関する知識や理解の向上を目的とした啓発活動を毎年10月に行っています。
関連した世界的な活動としては世界脳卒中機構(WSO)の「世界脳卒中デー」があります(10月29日)。

近年の主な活動

2022年も例年同様に標語の募集を行いました。
世界脳卒中デーのテーマと合わせて、「脳卒中 予防に勝る 薬なし もし発症したら minutes can save lives、迅速な受診が人生救う!」を合言葉に予防の重要性と、脳卒中を疑ったときにはすぐ救急車を呼ぶ重要性などを啓発しました。

また、10月29日には世界脳卒中機構のシンボルカラーであるインディゴブルーのライトアップを約50ヵ所の病院や公共施設で行いました。

 

今回は有名な疾患啓発を取り上げたので、ご存じのものも多かったと思います。

脳血管疾患は日本人の死因の第4位(2021年)、介護が必要となった原因の第2位(2019年)と今でも非常に罹患数の多い疾患です。
それらのリスク因子である生活習慣病も含めた啓発活動の意義は大変大きいと考えられます。

 

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M3DCメディカルライターチーム

コンテンツ制作における文献調査や原稿執筆、学術チェックなどを行う。本サイトでは製薬業界や医薬品関連情報、その他お役立ち情報を発信。