厚生労働省は2020年度診療報酬改定に向けた中医協の検討項目に、「フォーミュラリ等への対応」を盛り込みました。4月以降、中医協で議論されることになります。
今後のMR活動では、こうした地域動向をいち早くキャッチアップすることが一段と重要に。
今回のLive配信では、フォーミュラリの実像を分かりやすく解説すると同時に、MR活動への影響や情報収集のポイントをご紹介します。
本記事は日本最大級の製薬・医療業界特化型動画サイト「デジぽち」で2019年4月より公開しているの動画のテキスト版です。内容は当時のものとなりますのでご了承ください。 ▶ 動画版のご視聴はこちら(無料) ▶ デジぽち最新の動画はこちら |
ミクスOnline 最新Newsランキング
望月 では続きましてはこちらのコーナーです。
望月 ここからはミクスオンライン人気記事ランキングをご紹介いたします。昨日までの1ヶ月の上位ランキングの結果です。どうですかね、沼田さん。
製薬企業の早期退職に関するニュースが複数ランクイン
沼田 昨日までだったのですけれども、このランキングを見ていただけるとわかるのですが第2位のところに速報で出しました中外製薬の早期退職優遇措置にMRさんを含む172名が応募されたということで、やはり反響が大きかったですね。
アクセス数も一気に上がりましたし、我々もまさか中外製薬はちょうど昨年の前期が過去最高益を出しているのですよ。やはりそれだけの製品を持っている会社ですから、抗がん剤、オンコロジーの部門ではナンバーワン企業としてここまできておりますので。
中外さんと言えば業界関係厳しいと言われながらも、そこまでいくのかなと思いきや今回こういう発表がございましたので、ちょっとやはり僕もショックですし、そういう業界環境にあるのだなと。
同じような話題で行きますと、9位に協和キリンさんもこのタイミングで入っているということですね。あと言ってしまうと、今日ここには入っていないのですがアステラスさんも昨日決算会見がありまして、同じように700名くらい早期退職制度に応募されましたというよう発表もありました。
ですので、各社いろいろな事情があるのだと思いますがこのようなニュースが上がってくるということは今の業界を反映しているのかなと感じているところですね。
望月 ビルの売却もありましたからね、第一三共さんの東京支店。
沼田 第一製薬本社のビルを売却とありましたね。
望月 あれもすごいショックでしたけれども、武田さんも高島屋になっていましたからね。 ちょっと時代の流れを感じるところもあるのですけれども、やはり中外さんとかもこれから大型品の特許切れが来ますからね。
沼田 やはり主力のリツキサンが切れましたし、ハーセプチンも切れてきていると。これからくるアバスチンとかですね、ゼローダも特に大型品の売り上げが高いところが特許切れの影響を受けますので、それがこれから先の5年、10年を考えたときに考えていかないといけない経営判断があったのではないかなと想像するところですけれども。ちょっとショックですね。
望月 結構製薬業界も変わっていくなと感じさせられますよね。
沼田 望月さんどうですか、これを見て。
薬剤師の職能に関するニュースも
望月 1位の薬剤師以外のピッキングや一包化の確認、薬剤師の指示に基づく実施は可能ということなのですけれども、これも薬機法改正に絡むところでして、薬剤師の職能というのですか、対物から対人へと変わっていく中で法周りがいろいろと整備されていくのかなと。
これで調剤医療叩きだという声もすでに上がっているのですけれども、それ以上に職能が私は変わっていくと。薬剤師に求められているところは医薬品の適正利用の推進、あとは地域包括ケア時代でエリアに患者さんが服薬するところまで含めて医薬品ということに責任を持つということが薬剤師の職能だと思いますので、そちらに舵を切っていくと。
いらないところは逆にどんどん削ぎ落としていくというような形になっていくのではないかと。当然診療報酬もそうなって然るべきかなという風に思います。大変かもしれないですけれどもね。
製薬企業との共催セミナーに関する医師の方針変更
沼田 あと僕の方から7位に入っております神奈川県内科医学会の宮川会長が都内で会見いたしまして、私も会見に行ってきました。
製薬企業との共催セミナーなのですけれども、今までは共催セミナーも学術講演会という名前をつけてやっていたのですが宮川先生は今回の販売情報提供活動ガイドラインのこともありますしいろいろな背景を踏まえて製薬企業さんがやることは広告講演会だということで、自分たちは医学会として独自の路線で「知の羅針盤」という先生同士で作っていくような勉強会をこれからやっていくよと。
企業さんについては広告講演会という形になりますから一線を画すような形で自分たちはやっていくのだという発表が当日あったわけであります。
これもなかなか厳しい時代の流れで製薬企業も非常に悩ましいなと感じるところではあるのですが、先生達も自分たちからアカデミア、臨床家としていろいろな情報をきちっと判断すると。
常にインプットするのではなくて自分たちが判断する材料として、いろいろな情報を自分たちでディスカッションするという姿勢はそこは買ってもいいのではないかと思いますから、やはりこれから「知の羅針盤」をやっていくそうなのでぜひ注目したいなと思っているところでありますけれども。
望月 私第一回目の研修会行きました。1日かけて肝臓の勉強をしてきました。いわゆる学会とも企業の講演会とも違って面白かったです。やはり先生方も手作り感があるので率直に意見を交わされていましたし、やはりお互いに専門医でない先生にお話しするときは全然違うのだなと。どちらかというと何かの薬に特化しているという話ではなかったのですごい私自身も勉強になりました。いいなと思いました。医療界がこういうことをやることはいいことだと。
沼田 先日会見でも質問したのですけれども、宮川先生に「ぜひ全国に広げられますか?」とお話ししたら苦笑していましたけれども。
いろいろなことがあっていいと思うのですよね。いろいろな形で変化していくということになると思いますから、どれがいい悪いではなくて。やはり情報をどうキャッチアップして自分たちの臨床に活かすか。
あるいは製薬会社としても適切な情報を提供していくか。今後の引き続きの課題ということになるのかなと思います。
これで一応今回のデジぽちさんとの共催セミナー終了という形になりますが、これで2回我々もやってきました。非常に反響もいただいておりまして、我々としても刺激になっているわけであります。
ますますこの後もいろいろと新しい斬新な企画を作っていきたいなと思っていますが、いずれにしてもこれで第二回終わりますけれどもよくよく考えるとこれで平成も終わりなのですよ。
望月 平成最後ですよ。最後の講演ですね。
沼田 仕事納めですね。
望月 わからないですよ、これから不祥事があったら午後絶対発表がありますから。
沼田 何かあるの?掴んでるの?(笑)
望月 知りません。(笑)
沼田 次回は実は我々が登場するのは6月です。6月もまた面白い企画を用意したいなと思いますし、来月もビジネスチャンネルで企画を予定しております。なので、次回の予約もボタンクリックするだけでできますのでぜひやっていただきたいなと思います。
画面下の視聴後のアンケートについても質問を受け付けておりますので、ぜひご協力いただきたいなと思います。 我々もこれで一応平成の仕事納めということで、どういう感想をのたれたかアンケートでお寄せください。ドキドキしますけれども、良いお年をお迎えください。(笑)
ありがとうございました。
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【トレンド】中医協の用語定義を押さえよう~MR必見 地域フォーミュラリを学ぼう!【1/4】~
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